ブックタイトル社内報企画ベスト・セレクション2017_デモ版

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概要

社内報企画ベスト・セレクション2017_デモ版

218増加するWeb社内報今年のWeb社内報部門は86件と過去最多(昨年は57件)の応募がありました。なかでも動画を用いた作品が14件と、こちらも増加しており、近年のITの流れが社内報にも影響を及ぼしていることがうかがえます。規模の大きな企業では自社イントラを活用し、社内ニュースやトップメッセージなど速報性を重視した企画が多く、また社員紹介やプライベート紹介など柔らかい企画も目立ちます。社内のITインフラ状況や社内報の制作体制により、Web社内報といっても千差万別です。しかし印刷社内報を単にWebに置き換えただけの企画・制作が多いのも事実です。Web社内報も印刷社内報同様、「経営に役立つ」「社内コミュニケーションの中核ツール」という基本は変わりませんが、やはりそこにはWeb社内報の特徴をおさえた企画、コピー・写真、デザインが必要です。ゴールド賞の2作品について今回、Web部門最高得点のヤフー株式会社の「Yahoo! JAPAN 新ビジョンMovie UPDATE JAPAN」は社員総会用に制作された動画です。OB、従業員が考えるキーワード「UPDATE」をテンポよく展開することで、見る人に自社の社会的役割を理解させ、従業員個人に共感や納得感を生み出す素晴らしい動画に仕上がっています。また第2位に輝いた、株式会社リクルートライフスタイルの「Productivity」は、働き方を工夫し生産性を上げている4事例を取り上げています。企画段階での掘り下げや情報の磨き上げは見事です。Web社内報では長いコピーは敬遠されますが、展開しているコピーはわかりやすくコンパクトにまとめあげ、読者の共感を得られるものになっています。まさにコピー中心に展開する企画の見本といってよいでしょう。訴求点の明確さとインパクトは、印刷社内報以上に重要このゴールド賞2作品は、カタチは異なるものの、共通点が見出せます。いずれも訴求点が明確、かつ共感を得られるテーマ・内容です。しかもWeb社内報の弱点をカバーしています。印刷社内報では、全体ページから飛ばし読みや部分読みが可能ですが、Web社内報ではそれができません。最初に読者の興味が得られないと次のステップに進んでもらえないのです。まずは最初の画面にインパクトを持たせ、見る人の興味を引くこと。さらに続く画面以降、興味が継続するストーリー展開ができるかが鍵です。特に動画の場合は、最初からもう一度見ることは稀でしょう。一番のポイントは、印刷社内報以上に見る人の視点に立った企画構成・ストーリー展開です。さらにフラッシュや部分動画、写真拡大機能などWebならではの機能を活用して画面に楽しさや面白さを持たせれば、読者を引きつけられるのではないかと思います 。Web社内報の特徴をおさえ、そして生かす編集が不可欠社内広報アドバイザー高山 正人Web社内報部門R A D A R C H A R TWeb社内報部門動画/連載・常設企画平均総合評価点※部門の応募全企画の平均72.9点趣旨着眼点ターゲット情報デザイン・ビジュアル文章・キャッチ審査総評